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琉球風水レッスン

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バックナンバー
1: 風水の基本
2: 沖縄サミット編
3: 風水の歴史
4: 地形からみる風水
5: 住宅の形から見る風水
6: 住環境
7: 土地の活かし方
8: 建物の配置と門・塀・アプローチ・玄関
9: 風水を取り入れた間取りプランの考え方
10: 住宅の配置と門・玄関
11: 台所(キッチン) 
12: 床の間  
13: 風水とトイレの話
14: 仏壇と神棚
15: 浴室と風水
16: 引越しと屋敷祈願
17: 吹き抜け
18: 部屋からの眺め
19: 鬼 門
風水を取り入れた間取りプランの考え方
.風水を設計に生かすには
今回からはいよいよ住宅の設計に関ってきます。その前に、風水についてじっくり考えてみましょう。風水的に良い住宅とは?吉相の住宅とは?どんな住宅だと思いますか。「玄関が南で、キッチンが東にあって、床の間は南向きで、トイレは鬼門を避けて・・・」という具合に方位 だけで住宅が吉相か凶相かを決めている人がほとんどではないでしょうか。そして、方位 さえ守っていれば安心と感じているのかもしれません。
設計士に○○易断の家相盤を見せて、この通りに住宅を設計してくれと頼んだ人がいました。当然、設計士は嫌がりますし、はっきり言って住み心地の良い住宅になろうはずがありません。易の先生も方位 にこだわり過ぎないように言っているのですが、何を思ってか時々こういう人がいます。
設計士さんは何とか図面は仕上げたのですが、施工管理は断ったそうです。実際に住宅が建って住んでみると生活に不便。 建て主の生活パターンに合わせず、動線も無視して方位だけにこだわって建てた場合には、生活しづらく逆に運勢を下げてしまいます。すると建て主は言います。「設計士が良くなかった。○○易断は当たらんね‐。」設計会社も○○易断もいい迷惑です。
書店に並んでいるほとんどの家相や風水の本が、鬼門や八方位にこだわって書かれているのも一因だと思います。一般 論は、なかなか風水に馴染みません。 一軒一軒環境条件が全て異なりますので、個別 に検討せざるを得ません。皆様も本に書かれているからと素人判断しないように気をつけて下さい。
賃貸住宅に住んでいる主婦が、ある本に「男の子は東の部屋が良い」と書かれていたことを鵜呑みにして、 夫婦の寝室として設計されている東の部屋を小学生の子供部屋にして、夫婦のベッドをもともと居間だった畳間に置いていました。 お客様が来ると襖を閉めて狭苦しいダイニングキッチンで話をしています。 本人は風水を実践しているつもりですが、運勢が良くなろうはずがありません。 「風水の本に書かれていたから」というだけで、風水を実践すると逆効果 の場合もあります。
住宅やマンションの購入は金額も大きいですので、やはり専門家に依頼されたほうが良いでしょう。話に合理性があり、理解しやすく、何でも気軽に相談できる雰囲気のある先生を選んで下さい。 建て主のことを一番に考えて、設計士さんとも協力しながら風水設計を進めてくれる先生が良いでしょう。 自分の考えや好みを押しつけるタイプや威圧的で脅すタイプの先生には注意しましょう。 いつしか、マインドコントロールされてしまって、気がつくとその先生の言いなりになっています。

2.周辺環境との調和
風水は地形を読み取り、風、水、日光の流れを重視します。 建物の形や内装の色、眺望や周辺環境が住む人に与える心理的影響だけでなく、人間の動線や視線の動きも考慮します。
風水は「住環境が住む人に与える影響をチェックし、悪い影響は取り除いたり弱め、良い影響はたくさん取り入れたり強める技術」です。 結果的に住み心地が良く、健康で家族仲良く暮らせるわけですから仕事もうまくいって、お金も貯まるのです。風水は住宅の環境アセスメントだと言ってもよいでしょう。
最近、有明海では海苔が不作ですが、諫早湾の水門締切りと干拓工事が原因と見られています。水が腐ると生き物は生きて行けません。水は血液に影響します。土地でも住宅でも腐った水が溜まっていると、シロアリや害虫が集まってきて住宅の寿命が短くなったり、必ずと言ってよいほど住む人の健康や精神、心理、運勢などにトラブルが生じます。
大きな工事では環境アセスメントをして、工事が自然環境に与える影響を予測するわけです。私も土木設計会社に勤務している時、関西国際空港埋めたてによる環境アセスメント調査のメンバーでした。住宅は規模が小さいですが、やはり周辺環境との調和を考えて建てるのが一番です。
「風水の財布で三億円の宝くじが当たった」などという宣伝文句で物を売っていたりするので、 風水は億万長者になるための方法だと勘違いされている方もあるかもしれません。風水は当たるとか当たらないとかで議論する人もいますが、風水のそういう占いの側面 のみを捉えても仕方ありません。 信じる人はやればよいし、信じない人はやらなくてもよいわけですから。そんなことより、もっと大切なことは「住宅や都市の設計に風水デザインを生かせば住み心地が良くなる。」ということです。
本当の風水は、自然と調和して生きることにより災厄から身を守り、家族が幸せに暮らす方法なのです。 欧米でも風水がはやりつつあります。これまで東洋の神秘と思われていた風水が、実は環境工学や色彩 心理学と一致することが分かってきたからです。
イギリスのガーデニングにはLandscape gardening(日本庭園のように自然の風景を模した風景式庭園術)が生かされており、アメリカではLandscape architecture(建造物と自然の風景を調和させる風致的都市計画)やLandscape designerが高い評価を受けています。

琉球王朝時代には、国家の総理大臣にあたる「蔡温」という方が風水思想で国造りをしたことは大変有名な話です。 蔡温は若い頃、中国福建省に留学し土木工学と風水を学んで帰ってきました。当時の福建省は中国でも風水の本場でした。 その中国直伝の風水思想を都市計画に生かしたので、幕末にペリーが琉球を訪れた時、 風景画のように美しい首里の街を見て大変感動したことが書き残されています。

琉球風水はこのように、中国の本場から直接伝えられ、実際に現場で用いられてきた風水なのです。 首里城から一般民家に至るまで、風水思想に基づいた方位の取り方をしています。 塀やアプローチは住宅と外界とを間接的に連結し、プライベート空間とパブリック空間の使い分けが見事です。 琉球風水師は現場に立って氣の流れを読み取りますので、うまく氣を導くように曲線を生かした設計をしました。
「TAIM」誌や「News Week」誌にも載ったことのあるJohn Greenlee氏は現在アメリカで最も著名なLandscape designerの一人です。 今回マンションの設計で氏と一緒にプロジェクトに携わりました。
21世紀は、東洋と西洋の英知を融合した新しいデザインの住宅がどんどん出現していくことでしょう。
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